「新しい」フィリピン人によるトランスナショナル関係構築の人類学的研究

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22720335
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 文化人類学・民俗学
• 研究機関: 立命館大学
• 研究代表者: 永田 貴聖 立命館大学, 衣笠総合研究機構, ポストドクトラルフェロー (80551093)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: トランスナショナリティ / ネットワーク / フィリピン / 文化人類学 / 移民研究

研究概要

新しいフィリピン人たちが行う、移動定着というモデルでは捉えられない、移動することそのものを生活基盤とする実践を検討する。この研究を通して、定住を前提とする市民権の在り方、国民国家と個人の関係の在り方を再考する。具体的には、80年代、女性芸能人の来日が急増し、現在まで続いているフィリピン人の移動が変化しながらも関連性をもつ動向であることを解明する。

研究成果

• [雑誌論文] 在日フィリピン人と国際結婚 (2013)
  • 著者名/発表者名: 永田貴聖
  • 雑誌名: 人の移動事典・日本とアジア(仮称)
  • 査読あり
• [雑誌論文] 小林茂子著『「国民国家」日本と移民の軌道-沖縄・フィリピン移民教育史』 (2011)
  • 著者名/発表者名: 永田貴聖
  • 雑誌名: 移民研究年報 巻: 17 ページ: 125-129
• [学会発表] ThePresent Situation of Filipino Migrants inJapan. (2012)
  • 著者名/発表者名: NAGATA, Atsumasa.
  • 学会等名: The 9th International Conference onthe Philippines.
  • 発表場所: The Kellogg Center atMichigan State University.
  • 年月日: 2012-10-29
• [学会発表] 在日フィリピン人の社会関係研究への調査方法論に関する一試論 (2011)
  • 著者名/発表者名: 永田貴聖
  • 学会等名: 日本文化人類学会 第45回研究大会
  • 発表場所: 法政大学市ヶ谷キャンパス
  • 年月日: 2011-06-12
• [図書] 東南アジアにいる日本人の暮らし (2013)
  • 著者名/発表者名: 片岡樹/永田貴聖
  • 総ページ数: 38-39 40-41
  • 出版者: アイ・イー・シー
• [図書] トランスナショナル・フィリピン人の民族誌 (2011)
  • 著者名/発表者名: 永田貴聖
  • 総ページ数: 215
  • 出版者: ナカニシヤ
• [備考] 永田貴聖ウェブサイト
  • URL: http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/g/na01.htm