研究課題
若手研究(B)
成年後見人による権限の濫用を防止するには、家庭裁判所による成年後見人の選任・監督の手続が重要な役割を果たす。裁判官の増員など、司法インフラのさらなる拡充が望まれる。他方で、裁判所の監督を直接には受けない任意後見制度においては、複数の任意後見人を選任するなど本人における自衛措置も必要であろう。いずれにせよ、成年後見人には一定の裁量が確保されるべきであり、裁判所による過度の介入は、成年後見制度の長所を大きく減殺する恐れがある。
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実践成年後見
巻: No.39 ページ: 66-74