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2012 年度 研究成果報告書

物品運送契約における第三者の地位に関する基礎的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 22730091
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 民事法学
研究機関流通経済大学

研究代表者

笹岡 愛美  流通経済大学, 法学部, 准教授 (50557634)

研究期間 (年度) 2010 – 2012
キーワード運送契約 / 荷受人 / 契約外の第三者
研究概要

物品運送契約において、 契約規範の設定に関わらなかった第三者 (荷受人や運送品の所有者)であっても、契約規範に拘束されるのか、そうであるとするならばそれはどの範囲で認められるべきなのかという問題に取り組むための基礎的な研究を行った。具体的には、世界的に運送法制の現代化作業が行われたこと、および、物品運送契約の特殊性を把握するためにその実態を理解する必要があったことから、 おもに
(1)各国の運送法制の調査
(2)関連する裁判例の分析、
(3)運送取引の実態に関する調査を実施した。
これらの作業の結果、物品運送契約に関わる第三者の中には、定型的に当事者と同視できる者と、法律上は当事者と同様の地位に置かれていたとしても、契約規範に拘束されることを認めるべきではない者が存在していることが明らかとなった。

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2013 2011 2010 その他

すべて 雑誌論文 (5件) 学会発表 (1件) 図書 (1件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] [書評]Michael F. Sturley, Tomotaka Fujita and Gertjan van der Ziel, THE ROTTERDAM RULES2013

    • 著者名/発表者名
      笹岡愛美
    • 雑誌名

      海法会誌復刊

      巻: 56号 ページ: 227-233

  • [雑誌論文] 積付不良に基づく堪航能力担保義務違反とフリーイン条件の対抗可能性(ホワイト・フジ号、ホワイト・コーワ号事件)2013

    • 著者名/発表者名
      笹岡愛美
    • 雑誌名

      法学研究

      巻: 86巻 3号

  • [雑誌論文] 国際海上物品運送法 20 条の 2第1 項にいう『荷受人』の意義--ジャイアントステップ号事件--2011

    • 著者名/発表者名
      笹岡愛美
    • 雑誌名

      法学研究

      巻: 84巻 8号 ページ: 103-123

  • [雑誌論文] 再傭船者から船舶所有者に対して提起された損害賠償請求訴訟についての国際裁判管轄(ノーザン・エンデバー号事件)2011

    • 著者名/発表者名
      笹岡愛美
    • 雑誌名

      流経法学

      巻: 11巻 1号 ページ: 131-161

  • [雑誌論文] フランスにおける2010

    • 著者名/発表者名
      笹岡愛美
    • 雑誌名

      商法典

      巻: NBL935号 ページ: 59-69

  • [学会発表] Reform of Transport Law in Japan2013

    • 著者名/発表者名
      Manami Sasaoka
    • 学会等名
      New developments in company and transport law in Japan
    • 発表場所
      Max-Planck-Institut fur auslandisches und internationals Privatrecht, Hamburg, Germany
    • 年月日
      2013-03-11
  • [図書] 民法とつながる商法総則・商行為法, 商事法務2013

    • 著者名/発表者名
      笹岡愛美, 高田晴仁編
    • 総ページ数
      306-332
    • 出版者
      北居功
  • [備考] (1)笹岡愛美「フランスにおける運送法制」公益社団法人商事法務研究会『商事法(運送関係)勉強会 報告書』、35-72 頁、2012 年

  • [備考] (2)笹岡愛美「第1章 貨物自動車運送」公益社団法人商事法務研究会『運送取引の実態についての調査研究業務報告書』(http://www.moj.go.jp/MINJI/minji07_00126.html)、7-30 頁、2013 年

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公開日: 2014-08-29  

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