研究課題
若手研究(B)
本研究では、本来河岸国間の水資源利用の調整を目的としてきた非航行利用に関する国際河川条約制度において、その後発展した国際環境法規範との調整がいかに図られつつあるのか、欧州の条約制度の実行や法典化文書、学説を主な手掛かりに、論点を抽出・検討した。その結果、環境と開発の統合を求める持続可能な開発の概念の提唱のもと、資源利用を従来規律してきた衡平利用原則が環境保護の考慮を射程に含めつつあること、また越境環境影響評価といった手続的な規範が重要な役割を果たしていることを明らかにした。
すべて 2012 2011 2010 その他
すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件) 図書 (2件) 備考 (2件)
北大法学論集
巻: 61巻3号 ページ: 225-264
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/44014/1/HLR61-3_005.pdf
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/43657/1/HLR61-2_004.pdf