研究課題
若手研究(B)
本研究は、大統領制のインパクトの視点から、経済危機の韓国における福祉国家化の政治的メカニズムを解明することを目的とした。韓国では、大統領制に固有の機能が、西欧諸国とは異なるあり方で利益を組織化する制度的背景となっていたことを明らかにした。それにより、異なる国内的・国際的条件の下での福祉国家形成の政治の一つのパターンを示し、西欧の先進工業諸国の経験にもとづく福祉国家研究に新しい視座を提供することを目指した。