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2012 年度 実績報告書

アメリカ対中政策と台湾地位未定論―対日講和条約第2条b項の形成過程

研究課題

研究課題/領域番号 22730139
研究機関大阪大学

研究代表者

高橋 慶吉  大阪大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 准教授 (60456928)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードダレス / サンフランシスコ平和条約 / 台湾 / 中国
研究概要

昨年度までの2年間に収集した資料-主としてアメリカ・イギリスの公文書館、そして国立国会図書館・東京館・憲政資料室で収集した資料-をもとに、ジョン・フォスター・ダレス(John Foster Dulles)の対中政策論に関する論文を仕上げた。その論文によって、サンフランシスコ平和条約を作成する際に中心的な役割を果たしたダレスの、中国・台湾政策に対する考え方を明確にすることができたと考える。
また2012年10月に名古屋国際会議場で開催された、日本国際政治学会・研究大会において、アメリカの戦後台湾政策に関する発表を行った。アメリカの台湾政策と言えば、50年6月の第七艦隊の台湾海峡派遣をその起点として考えがちだが、本発表では、国共内戦の主戦場がまだ大陸にあった40年代後半の時期からの対中政策の変遷の中に、台湾政策の形成を位置づけた。司会者や討論者、フロアーからのコメントと質問を通して、アメリカの台湾政策に関する考察をより深めることができたと考える。
2012年2月に1週間ほど、国立国会図書館の憲政資料室において外交関係資料の調査・収集を行った。トルーマン政権で国務長官を務めたディーン・アチソン(Dean Acheson)や国務省の中国専門家ジョン・メルビー(John Melby)の個人ペーパーなど、昨年度までの2年間では十分収集することのできなかったトルーマン大統領図書館所蔵資料の調査・収集に当たることができたことは大きな成果だったと考える。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 「二つの中国」とアメリカ―ダレスの対中政策論2012

    • 著者名/発表者名
      高橋慶吉
    • 雑誌名

      阪大法学

      巻: 62 ページ: 187、222

  • [学会発表] アメリカの「二つの中国」政策―その形成と構造

    • 著者名/発表者名
      高橋慶吉
    • 学会等名
      日本国際政治学会
    • 発表場所
      名古屋国際会議場

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公開日: 2014-07-24  

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