研究課題
若手研究(B)
本研究は、経済学成立に至る諸思想の人間理解、具体的にはD.ヒュームの人間観を検討し、後代の経済学における人間観との連関において、その特質を考察した。その結果、主流派の経済学における人間観とは異なり、ヒュームの人間観が利他的な情念を含む様々な動機と限定された合理性を想定するという解釈、さらに通常は利己心のみから生成するとされるヒュームの「正義の規則」それ自体の生成に、共感原理が関わっている可能性が示された。
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思想
巻: 第1052巻 ページ: 214-241