研究課題
若手研究(B)
本研究では、ユール過程と呼ばれる確率過程にしたがって新生産物が創出され、しかも時間の経過とともに創出された生産物に対する需要の飽和速度が速くなっていくという多部門モデルを構築し、所得分配および雇用の推移を分析した。その結果、需要の飽和速度が速いほど雇用の成長は大きくなるが、実質賃金率の成長は抑制され、利潤シェアの上昇は少なくとも初期段階では飽和速度が速いほど大きくなることが示された。本研究で使用した多部門モデルに関する新しい理論上の問題についても研究成果が得られた。
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Structural Change and Economic Dynamics
巻: 24 ページ: 101-111
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0954349X12000458
TERG Discussion Paper
巻: 266 ページ: 1-31