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2012 年度 実績報告書

オープン化した地場産業型集積の集積間分業と集積間競争についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 22730212
研究機関関西大学

研究代表者

榊原 雄一郎  関西大学, 経済学部, 准教授 (00420696)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード地場産業 / グローバル化 / 産業集積 / 国際分業 / 鯖江産地
研究概要

最終年度となる平成24年度は、イタリアでの調査および資料収集、さらには最終成果となる論文の執筆に取り組んだ。調査及び資料収集においては、日本(鯖江)とイタリア(ベッルーノ)、中国(東カン)におけるグローバル市場を巡る競争関係、さらには3地域間における協力関係として、集積間での分業構造及び技術協力関係、資本関係さらには中心となる企業の主要統計、社史等について資料収集を進めた。
これら資料を利用し、グローバル経済下における集積間の競争と協力関係のあり方が、グローバル経済にさらされた地場産業集積の盛衰にどのような影響を与え、また地場産業企業自身がどのような役割を担っているのかについて分析を進めてきた。
鯖江産地は一方では中国の地域を自らのネットワークに巻き込み、低コストでの量産体制を整える一方で、同市場は香港系企業からの挑戦に合い、一方高価格帯においてはブランドの使用のため、イタリアの大手企業の戦略に包摂されつつある現状を明らかにした。産地企業はブランド獲得のために、これまで産地の発展を支えてきた金属の加工技術をイタリア企業に明け渡さなければならない状況に追い込まれている。このように本研究では、鯖江産地はグローバル競争のもとで、上からも下からも挑戦を受け極めて厳しい状況に置かれていることを明らかにした。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] グローバル経済下における産業集積間の競争と協力についての研究2013

    • 著者名/発表者名
      榊原雄一郎
    • 雑誌名

      関西大学経済論集

      巻: 印刷中 ページ: 印刷中

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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