研究課題
若手研究(B)
禁煙意思に関しては、値上げ前に比べると、高ニコチン依存度の喫煙者で禁煙意思を持つ確率が減少し、低・中ニコチン依存度の喫煙者ではその確率が上昇した。禁煙を開始した喫煙者への追跡調査では、禁煙失敗群の方が、有意に内的動機指標の値が低く、禁煙失敗群の方が禁煙に関する内的動機が低いことがわかった。時間選好率は、禁煙成功群は6ヶ月間変化がないが、禁煙失敗群は、6ヶ月後に年9.0%から21.3%へと上昇した。禁煙の成功・失敗によって、禁煙に対する内的動機・時間選好率の変化が引き起こされた。
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Value in Health
巻: 14 ページ: 785-791
doi:10.1016/j.jval.2010.12.010