経済学的インセンティブに基づいた省エネルギー行動促進政策の検討

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22730217
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 応用経済学
• 研究機関: 松山大学
• 研究代表者: 溝渕 健一 松山大学, 経済学部, 准教授 (90510066)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: 省エネルギー / 節電 / インセンティブ / 家計 / フィールド実験

研究概要

本研究では、地球温暖化や昨今の電力不足の課題に対して、規制が難しい家計部門を対象に、省エネルギー行動をどのように促進していけば良いのかについて、経済学に基づいた手法の検討を行った。具体的には、節電行動に対して、報酬(インセンティブ)を付与すると、付与しない場合に比べてどの程度行動に差が出るのかを、社会実験により検証した。結果として、報酬を付与するグループは、付与しないグループよりも約4%節電率が高くなることが分かった。

研究成果

• [雑誌論文] 地域における家庭の節電政策 (2012)
  • 著者名/発表者名: 溝渕健一
  • 雑誌名: Ehime Center for Policy Research 巻: Vol.31(2) ページ: 50-54
• [雑誌論文] Using Economic Incentive to Conserve Electricity Consumption: A Field Experiment in Japan (2012)
  • 著者名/発表者名: Kenichi Mizobuchi、Kenji Takeuchi
  • 雑誌名: International Journal of Energy Economics and Policy 巻: Vol.2(4) ページ: 318-332
  • 査読あり
• [雑誌論文] 家庭における節電をどう進めるか:東日本大震災後の節電政策 (2011)
  • 著者名/発表者名: 溝渕健一・竹内憲司
  • 雑誌名: 環境経済・政策研究 巻: 第4巻2号 ページ: 106-109
  • 査読あり
• [学会発表] The Influences of Internal and External Factors on Energy-Saving Behavior: A Field Experiment in Japan (2012)
  • 著者名/発表者名: 溝渕健一
  • 学会等名: 環境経済・政策学会
  • 発表場所: 東北大学
  • 年月日: 2012-09-16
• [学会発表] The Influences of Internal and External Factors on Energy-Saving Behavior: A Field Experiment in Japan (2012)
  • 著者名/発表者名: 溝渕健一
  • 学会等名: ヨー ロッパ環境資源経済学会
  • 発表場所: University of Prague, Czech Republic
  • 年月日: 2012-06-28
• [学会発表] The Influences of Internal and External Factors on Energy-Saving Behavior: A Field Experiment in Japan (2012)
  • 著者名/発表者名: 溝渕健一
  • 学会等名: 日本 経済学会
  • 発表場所: 北海道大 学
  • 年月日: 2012-06-24
• [学会発表] ごみの分別に関する意識と行動の乖離とその対応策について～松山大学におけるリサイクル弁当容器の事例～ (2011)
  • 著者名/発表者名: 溝渕健一
  • 学会等名: 廃棄物資源循環学会
  • 発表場所: 東洋大学
  • 年月日: 2011-11-03
• [学会発表] The electricity conservation policy for household sector: the effectiveness of an economic incentive (2011)
  • 著者名/発表者名: 溝渕健一
  • 学会等名: 環境科学会
  • 発表場所: 関西学院大学
  • 年月日: 2011-09-09