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2012 年度 実績報告書

対距離課金による道路整備を通じた道路容量と道路空間配分の最適化

研究課題

研究課題/領域番号 22730230
研究機関高崎経済大学

研究代表者

味水 佑毅  高崎経済大学, 地域政策学部, 准教授 (80401678)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード交通インフラ / 対距離課金 / 道路容量 / 道路空間配分 / 歩行者通行空間 / 最適化 / 平均費用課金 / 限界費用課金
研究概要

わが国では、これまで取得・保有・走行の各段階の自動車関係諸税を中心とした財源調達によって一般道路の整備を、有料道路料金の徴収を基礎とした財源調達によって高速道路の整備を、それぞれ行ってきた。しかしながら、主たる自動車関係諸税である道路特定財源制度は2009年に一般財源化され、また高速道路も整備管理主体であった日本道路公団の民営化を経るなかで、財源調達における上記の役割分担は不明確になりつつある。さらに、研究目的にも示してきたように、道路整備のニーズの変化、交通需要管理の必要性、課金技術の進展などを踏まるなか、いわば道路の新設を主な課題としていた時代に確立した財源調達制度を、今後必要性が指摘されている道路の維持更新を主とした時代にあったかたちに再構成していくことが求められていると考える。
昨年度は、上記の問題意識を踏まえつつ、一昨年度までに実施してきた先行研究のレビューならびに過去に実施したアンケート調査のデータを活用した「自転車走行空間の整備に関する費用対効果分析の実施」を基礎として、異なる側面からの道路空間配分の実証分析として、都市部居住者を対象としたアンケート調査を通じた「歩行者通行空間の整備の評価」を行った。
近年、交通事故死者数が減少傾向にある一方で、歩行者が交通事故死者に占める割合は状態別割合で最も高くなっている。この原因のひとつは、歩行者の通行空間が確保されていないことである。しかしながら、財政赤字の増大を考えると、道路空間の幅員自体の拡幅による問題の解決は容易ではない。このとき求められる考え方が、上述した道路空間の再配分であり、本研究で実施した、自転車走行空間と歩行者通行空間の経済評価は、道路空間の再配分、具体的には自動車走行空間から他の用途空間への再配分に関する議論の基礎となるものと考える。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 歩行者通行空間への道路空間の再配分に関する一考察2013

    • 著者名/発表者名
      味水佑毅
    • 雑誌名

      地域政策研究

      巻: 15 ページ: 49-64

  • [雑誌論文] 震災時の「企業の社会的責任」とロジスティクス~企業文化の重要性と社会的事業の創造~2013

    • 著者名/発表者名
      味水佑毅
    • 雑誌名

      流通ネットワーキング

      巻: No.275 ページ: 53-58

  • [雑誌論文] 有料道路の民間供給に関する経験2012

    • 著者名/発表者名
      味水佑毅
    • 雑誌名

      日交研シリーズ

      巻: 556 ページ: 19-27

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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