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2012 年度 実績報告書

銀行の競争度の推定と国際比較

研究課題

研究課題/領域番号 22730260
研究機関大東文化大学

研究代表者

郡司 大志  大東文化大学, 経済学部, 准教授 (50438785)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード銀行 / 競争度
研究概要

本年度は、昨年度までに作成したデータを元に推定を行った。先ず、競争度指標であるBoone指標の推定を行い、日本全体と地域別の競争度、および国別の競争度を明らかにした。特に、Bureau van Dijk社のBankScopeを用いた大規模な比較はこれまでにないものである。また、これらの推定値を用いて、競争度がどのような要因と相関があるのか、他のマクロ経済変数にどのような影響を与えているのかを推定した。これに関連するいくつかの推定についても進めることができ、年度終了後も引き続き推定した指標を利用して行きたい。
さらに、これらとは独立して、Boone指標が統計的に適切に競争度を捉えることができるかどうかをモンテカルロ・シミュレーションによって検証した。Booneは自らの手法を主に理論と現実のデータを用いて検証しているが、それらが統計的にどのような声質を持つのかについてはまだ明らかになっていなかった。そこで、Booneが例としてよく用いるクールノー・モデルから作られたデータにおいて、Boone指標が同じ競争度の経済を誤って異なると判別してしまう可能性が低いか、異なる競争度の経済を正しく異なると判別できるかをシミュレーションした。その結果、いくつかの指標の中でも、最も単純ないくつかの指標のパフォーマンスが優れていることが明らかとなった。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 2件)

  • [雑誌論文] Financial Constraints and Wage Differentials: Evidence from the NLSY2013

    • 著者名/発表者名
      Hiroshi Gunji and Masayoshi Sumi
    • 雑誌名

      『経済志林』

      巻: Vol. 80, No. 4 ページ: 131-147

  • [学会発表] 「競争度を測る」

    • 著者名/発表者名
      郡司大志
    • 学会等名
      法政大学比較経済研究所シリーズNo. 26 『選好と国際マクロ経済学』出版記念講演会
    • 発表場所
      法政大学
    • 招待講演
  • [学会発表] 「金融知識の情報源」

    • 著者名/発表者名
      郡司大志
    • 学会等名
      法政大学比較経済研究所国際コンファレンス「アジアのHousehold Finance」
    • 発表場所
      法政大学
    • 招待講演

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公開日: 2014-07-24  

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