研究課題
若手研究(B)
本研究では、戦前・戦時期の日本石炭産業を事例にして、産業発展にともなう輸送問題の発生に荷主企業がどのように対応し、それが運輸業界にいかなる影響を与えたのかを明らかにした。日本石炭産業の発展を制約するものとして、1920年代には港湾荷役の非効率性が、太平洋戦争期には海上輸送力(機帆船)の不足が顕在化した。大手炭鉱企業がそれらの問題に積極的に取り組んでいった結果、石炭積出地の港湾荷役業界および機帆船業界は再編成を余儀なくされたことを具体的に示した。
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エネルギー史研究
巻: 第27号 ページ: 95-113
http://hdl.handle.net/2324/21910
経営史学
巻: 第46巻第4号 ページ: 23-47
歴博
巻: No.168 ページ: 16-19
石炭研究資料叢書
巻: 第32輯 ページ: 122-125