研究課題
若手研究(B)
本研究では,徳川後期における三井家江戸町屋敷経営の不動産収益率を時系列で分析した。その収益率は,1800 年代に入ると 4.5%まで上昇したが,幕末には 2%まで半減した。すなわち,19 世紀前半の江戸土地市場は低利局面にあった。災害年の収益率は1%まで低落したが,三井家は土地の担保価値を維持するため,大元方からの借入金で平常年の収益を確保した。こうした姿勢は,三井家が積極的な町屋敷経営を示したという意味で評価に値する
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件) 備考 (1件)
九州大学経済学会『経済学研究』
巻: 第79巻第4号 ページ: 95-125
歴史地理学
巻: 第54巻第1号 ページ: 58-67
http://hdl.handle.net/2324/21033
巻: 第77巻第1号 ページ: 121-141
http://hdl.handle.net/2324/18240
http://www.washizaki.org/profile/