高い付加価値を生み出す「ものづくりモデル」構築に関する研究

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22730310
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 経営学
• 研究機関: 明治大学
• 研究代表者: 富野 貴弘 明治大学, 商学部, 教授 (90366899)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: ものづくり / サプライチェーンマネジメント / 高付加価値

研究概要

本研究の目的は、付加価値の高いものづくりのあり方について考察し、それを実現させるための施策を具体的に提示することである。その際に、生産と販売の組織間連携という視点を重視した。本研究で明らかになったことは、日本のトヨタ自動車やホンダのように継続して高い競争力を生み出している企業は、長い時間サイクルをベースにした、ある種プロダクトアウト的なものづくりを生販一体となって連携し実現しているという点にある。

研究成果

• [雑誌論文] Strategic procurement through build to order system:ananalysis of Japanese auto-manufacturers (2012)
  • 著者名/発表者名: Takahiro Tomino,YoungWon Park,and Paul Hong
  • 雑誌名: International Journal of Procurement Management 巻: Vol.5,No.4 ページ: 413-429
  • DOI: DOI:10.1504/IJPM.2012.047197
  • 査読あり
• [雑誌論文] 中道一心ものづくりと時間サイクル:長期サイクルがもたらす競争力 (2012)
  • 著者名/発表者名: 富野貴弘
  • 雑誌名: 同志社商学 巻: 64巻5号 ページ: 100-122
• [雑誌論文] An effectiv integration of manufacturing and marketing system for long production cycle:a case study of Toyota Motor Company (2011)
  • 著者名/発表者名: Takahiro Tomino,Paul Hong,and Young Won Park
  • 雑誌名: International Journal of Logistics Systemsand Management 巻: Vo.9,No.2 ページ: 204-217
  • DOI: DOI:10.1504/IJLSM.2011.041506
  • 査読あり
• [学会発表] External productvariety, mass customization and order fulfillment in the automotive industry: A comparison between German and Japanesecases (2011)
  • 著者名/発表者名: Thomas Staeblein, Katsuki Aoki,Takahiro Tomino
  • 学会等名: 18 th International Annual Eur OMA Conference
  • 発表場所: 英・ケンブリッジ大学
  • 年月日: 2011-07-04
• [学会発表] Monozukuri capability to address product variety:A comparison between Japanese and German automotive makers (2011)
  • 著者名/発表者名: Katsuki Aoki, Thomas Staeblein, Takahiro Tomino
  • 学会等名: 5 th International Supply Chain Management Symposiumand Workshop
  • 発表場所: 東京大学
  • 年月日: 2011-03-09
• [図書] 生産システムの市場適応力:時間をめぐる競争 (2012)
  • 著者名/発表者名: 富野貴弘
  • 総ページ数: 214
  • 出版者: 同文館出版
• [図書] 『日産プロダクションウェイ:もう一つのものづくり革命』 (2011)
  • 著者名/発表者名: 富野貴弘、下川浩一佐武弘章編著
  • 総ページ数: 153-179
  • 出版者: 有斐閣