研究課題
若手研究(B)
本研究の狙いは、退職給付会計情報に対する評価の国際比較を通じて、会計基準の国際的統合化が日本企業の会計情報に与える影響を実証的に検討することにある。このため、本研究では退職給付会計基準の差異が日本企業の利益属性に与える影響や他国企業と日本企業の退職給付会計やその前提となる退職給付制度の差異、あるいは国際会計基準の導入が日本企業の会計数値に与える影響について分析した。他国と比べて退職拠出制度に比べて、退職給付制度への依存度が高く、仮に会計基準の国際的統合化が進展すると、他国と比べてその影響を強く受ける可能性が高いことが確認された。
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