研究課題
若手研究(B)
本研究では、文献研究を行い、(裁量的)発生項目と決算発表後ドリフトの関係に関する以下の仮説を構築した。第一に、利益発表後ドリフトは、極端な発生項目を持つ企業年度を対象に分析を行うとより大きくなるように見える。第二に、発生項目ではなく裁量的発生項目を利用しても同様の結果となる。とりわけ、キャッシュフローを用いて非裁量的発生項目を推定した場合に顕著となる。第三に、CFO発表後ドリフトについては、このような傾向はみられない。