研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、日本における機会の平等・不平等度を世代間所得移動の観点から国際水準で評価することである。日本では長期パネル調査の蓄積がないため実証研究がほとんどなかったが、本研究では横断調査を用いて間接推定するという手法を採用し、データの制約を克服した。分析の結果、日本における世代間所得弾力性は国際的に見て中程度である、すなわち世代間移動度の小さい米・英と移動度の大きい北欧諸国との中間に位置していることが明らかとなった。
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Journal of Population Economics
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DOI: 10.1007/s00148-012-0464-2