満洲移民の戦後言説に関する社会学的研究

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22730393
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 社会学
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 猪股 祐介 京都大学, 国際交流推進機構国際交流センター, 非常勤講師 (20513245)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: 満洲移民 / 戦時性暴力 / ホモソーシャリティ / 歴史和解 / 国際交流

研究概要

満洲移民の戦後言説に関して、次の三つを明らかにした。第一にソ連進軍後の満洲移民女性に対する戦時性暴力、第二に満洲縁故者による歴史和解に向けた公共圏の構築、第三に在満日本人の経験の類型化である。

研究成果

• [雑誌論文] 満洲移民の引揚経験 (2012)
  • 著者名/発表者名: 猪股祐介
  • 雑誌名: アジア遊学 巻: 145 ページ: 66-75
• [雑誌論文] オーラリティにおいて当事者性を問う意味 (2011)
  • 著者名/発表者名: 猪股祐介
  • 雑誌名: 日本オーラル・ヒストリー研究 巻: 6 ページ: 49-51
• [雑誌論文] 異郷に郷土をつくる-凌霜塾と郡上村開拓団 (2010)
  • 著者名/発表者名: 猪股祐介
  • 雑誌名: 史苑やまと 巻: 8 ページ: 34-47
• [雑誌論文] 試行錯誤の村づくりに学ぶ:蛭ヶ野の戦後開拓の意義
  • 著者名/発表者名: 猪股祐介
  • 雑誌名: 郡上学 巻: 5 ページ: 64-82
• [学会発表] 『満洲』引揚げの戦時性暴力再考-開拓団表象の解体に向けて (2012)
  • 著者名/発表者名: 猪股祐介
  • 学会等名: サロン・ド京都
  • 年月日: 20120000
• [学会発表] 満洲移民と郷土主義:岐阜県郡上村開拓団を事例として (2011)
  • 著者名/発表者名: 猪股祐介
  • 学会等名: 京都大学人文科学研究所「移民の近代史」共同研究班
  • 年月日: 20110000
• [学会発表] 満洲移民経験者の語りの登場:1950 年代の「開拓団史」を中心に (2011)
  • 著者名/発表者名: 猪股祐介
  • 学会等名: 日本社会学会
  • 年月日: 20110000
• [学会発表] 岐阜県における満洲移民の送出, 岐阜県における満洲移民送出について (2010)
  • 著者名/発表者名: 猪股祐介
  • 学会等名: 京都大学人文科学研究所「移民の近代史」共同研究班
  • 年月日: 20100000
• [図書] 満洲移民における引揚げと親密圏の再編成:戦後日本社会への再定着を中心に (2013)
  • 著者名/発表者名: 猪股祐介
  • 出版者: 京都大学文学研究科グローバル COE
• [図書] 満洲縁故者による歴史和解に向けた公共圏の構築 (2013)
  • 著者名/発表者名: 猪股祐介
  • 出版者: 京都大学文学研究科グローバル COE
• [図書] 帝国日本の戦時性暴力 (2013)
  • 著者名/発表者名: 猪股祐介編著
  • 出版者: 京都大学文学研究科グローバルCOE
• [図書] 20世紀満洲歴史事典 (2012)
  • 著者名/発表者名: 貴志俊彦他編著
  • 出版者: 20世紀満洲歴史事典吉川弘文館