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2012 年度 実績報告書

若年非正規雇用層の階層的多様性についての計量的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22730419
研究機関仁愛大学

研究代表者

小林 大祐  仁愛大学, 人間学部, 准教授 (40374871)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード若年層 / 非正規雇用 / 不本意非正規
研究概要

平成24年度は、それまでの既存データの2次分析による、若年非正規雇用層の出身階層上の多様性の分析によって得られた知見、すなわちどのような理由で「フリーター」となっているかによって、出身階層の幅があり、特に「やむを得ず型フリーター」は出身階層において不利である傾向について、より代表性のある調査によって再検証を試みられた。
郵送法とインターネット法によるミックスモードの「働き方と生活についてのアンケート調査」を実施した。調査対象はは全国の23歳から39歳までの男女1200名で、標本抽出枠は中央調査社が保有するマスターサンプルである。有効回答は620 (回収率51.7%)であった。なお、ミックスモードには、並行型と逐次型があるが、先行研究から並行型が回収率に及ぼす影響は少ない事が指摘されていたため、逐次型を採用し、郵送調査の2回目の督促時にネットでの回答も許容するという方法をとった。このためwebでの回答者は24ケースにとどまっている。
このデータの分析によって、例えば、不本意型非正規雇用は本意型型非正規とくらべ「生家の暮らし向きの程度」が、単純集計レベルでは不利な状態にある事が確認された。今後、より詳細な分析を継続する事で、小林(2011)の知見を再検証していく計画である。また、調査モードについての研究成果に関しては、現代社会学事典に社会調査関連を項目執筆を行ったのをはじめとして、日本社会学会での発表、『入門・社会調査法(第2版)』の分担執筆という成果に結びついている。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 2012 その他

すべて 学会発表 (1件) 図書 (2件)

  • [学会発表] 「多様に実施される社会調査の比較(1):SSP-P2010,SSP-I2010を用いた意識項目の調査モード間比較」

    • 著者名/発表者名
      小林大祐
    • 学会等名
      日本社会学会第85回大会
    • 発表場所
      札幌学院大学
  • [図書] 『入門・社会調査法(第2版):2ステップで基礎から学ぶ』2013

    • 著者名/発表者名
      轟亮・杉野勇編
    • 総ページ数
      245
    • 出版者
      法律文化社
  • [図書] 現代社会学事典2012

    • 著者名/発表者名
      大澤・吉見・鷲田編
    • 総ページ数
      1640
    • 出版者
      弘文堂

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公開日: 2014-07-24  

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