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2012 年度 実績報告書

学生支援における大学ソーシャルワーカーの業務確立プロセスに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22730470
研究機関独立行政法人国立精神・神経医療研究センター

研究代表者

長沼 洋一  独立行政法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所司法精神医学研究部, 研究員 (60558881)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードキャンパスソーシャルワーク / 大学 / 業務確立
研究概要

本研究の目的である、大学ソーシャルワーカーの業務確立のプロセスと直面する課題を明確化するために、大学ソーシャルワーカーを対象とするヒアリング調査を行った。質的データの分析にあたっては、KJ法を用いて大学ソーシャルワーカーの業務が学内に認知され、定着して、発展していく段階それぞれについて課題と取り組みを整理した。
大学ソーシャルワーカーは配置部署や目的は多様であったが、大学というコミュニティを拠点として、ミクロレベルではニーズを抱えた学生に対してサービス提供やコーディネートを行うこと、メソレベルでは、それら学生相互の集団の場を支えるほか、教職員や保護者へのコンサルテーションを行うことによって、学生を取り巻く環境を調整して行くこと、マクロレベルでは、これらの活動を通じ、また業務統計や業務報告を提示していくことで、教職員全体の意識改革を行い、ひいては学校組織や学校風土の改革へと働きかけていくことに取り組んでいた。
業務確立のプロセスは、配置当初の「導入期」、活動を定着させていく「定着期」、組織としての持続可能性やさらなる学生ニーズへの対応を広げていく「活動展開期」と位置づけることができた。各期とも学生や教職員への周知が課題となっていたが、「導入期」には学生や教員への周知で利用実績を高める工夫が、「定着期」には教職員や他機関等との連携を高める工夫が、「活動展開期」には新たな活動の企画立案や外部機関とのネットワーク化の工夫がみられた。こうしたノウハウを共有するためのスーパービジョンや広報ツールの開発が求められていた。
本研究ではこれらの知見に基づき、キャンパスソーシャルワークネットワークの協力を得て、広報用のリーフレットを作成した。この資料は既に大学ソーシャルワーカーらに活動内容の周知を得るために活用されており、今後も大学ソーシャルワーカーの活用に向けて有用な基礎資料となると考えられた。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] キャンパスソーシャルワーカーの業務確立に向けての現状と課題2012

    • 著者名/発表者名
      長沼洋一
    • 学会等名
      日本学校ソーシャルワーク学会第7回全国大会
    • 発表場所
      四国学院大学
    • 年月日
      20120707-20120708
  • [備考] キャンパスソーシャルワークネットワーク

    • URL

      https://sites.google.com/site/campussw/home

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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