本研究では、大学ソーシャルワーカーの業務内容、どのように配置を 進められてきたか、課題を明確にし、大学ソーシャルワークの配置に向けて有用な資料を作成 することを目的とした。その結果平成年度時点で、少なくとも大学でソーシャルワーカ ーが配置されていることが明らかとなった。業務内容は多岐に渡り、ニーズは高いものの、配 置形態は多くが非常勤などで活動が制限されていた。またソーシャルワーカー自体やその役割 の認知度が低く学内での広報を自ら行う必要があるなどの課題が抽出され、業務を支援する体 制やツールの必要性が示唆された。
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