新人看護師の職務への適応による対人ストレス緩衝効果の研究

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22730477
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 社会心理学
• 研究機関: 中京大学 (2012); 大阪大学 (2010-2011)
• 研究代表者: 松本 友一郎 中京大学, 心理学部, 講師 (30513147)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: 産業 / 組織

研究概要

本研究は、看護師の精神的健康を良好な状態で維持するための対策を明らかにすることを目的としていた。特に新人看護師に焦点を当て、看護師同士の人間関係から生じる心理的なストレスに職務への適応が及ぼす効果を検討した。質問紙調査の結果、多重業務のように判断に迷う場面での対応が看護師同士のストレッサーに影響している可能性が示された。また、そのような場面への対応に関する新人研修を実施して効果及び課題を確認した。

研究成果

• [雑誌論文] 看護師の対人ストレッサーに関する質的研究. (2012)
  • 著者名/発表者名: 松本友一郎
  • 雑誌名: 大阪大学大学院人間科学研究科紀要. 巻: 38 ページ: 155-170
• [雑誌論文] 職場の対人関係が新人看護師の精神的健康に影響を及ぼす過程に関する質的検討. (2012)
  • 著者名/発表者名: 松本友一郎・臼井伸之介
  • 雑誌名: 産業・組織心理学研究 巻: 25 ページ: 135-146
  • 査読あり
• [雑誌論文] 看護師の葛藤対処行動が日常の認知的失敗傾向に及ぼす間接的影響-媒介要因としてのストレッサー及びバーンアウトの効果-. (2012)
  • 著者名/発表者名: 松本友一郎・臼井伸之介
  • 雑誌名: 産業・組織心理学研究 巻: 25 ページ: 121-133
  • 査読あり
• [雑誌論文] 医師及び 他の看護師との関係における対人スト レッサーが看護師のバーンアウトに及ぼす (2010)
  • 著者名/発表者名: 松本友一 郎・臼井伸之介
  • 雑誌名: 影響.応用心理学研究 巻: 36 ページ: 1-12
  • 査読あり
• [学会発表] Influences of Stressors and Job Burnout on Tendency of Daily Failures among Nurses in Japan. (2012)
  • 著者名/発表者名: T. MATSUMOTO
  • 学会等名: The 13th Annual Meeting of the Society for Personality and Social Psychology
  • 発表場所: San Diego, California, the United States of America.
  • 年月日: 2012-01-26
• [学会発表] 看護師の職務葛藤場面における対処行動とストレッサーの関連. (2011)
  • 著者名/発表者名: 松本友一郎
  • 学会等名: 日本社会心理学会第52回大会
  • 発表場所: 名古屋大学(愛知県)
  • 年月日: 2011-09-18
• [学会発表] 看護師のバーンアウトが失敗傾向に及ぼす影響(2) (2011)
  • 著者名/発表者名: 松本友一郎
  • 学会等名: 産業・組織心理学会第27回大会
  • 発表場所: 中村学園大学(福岡県)
  • 年月日: 2011-09-04
• [学会発表] Influences of Career as a Nurse and Status in a Clinical Unit on Interpersonal Stressors of Japanese Hospital Nurses. (2010)
  • 著者名/発表者名: T. MATSUMOTO & S. USUI
  • 学会等名: 27th International Congress of Applied Psychology
  • 発表場所: Melbourne, Australia.
  • 年月日: 20100711-0716
• [学会発表] 看護師の職務葛藤場面における対処方略の違いが対人ストレッサー及びバーンアウトに及ぼす (2010)
  • 著者名/発表者名: 松本友一郎・臼井伸之介
  • 学会等名: 影響.日本応用心理学会第77回大会
  • 発表場所: 京都大学(京都府)
  • 年月日: 2010-09-12