発達障害児・者の就労移行支援のための認知アセスメント解釈フォーマットの開発

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22730532
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 臨床心理学
• 研究機関: 筑波大学
• 研究代表者: 藤田 英樹 筑波大学, 人間系, 研究員 (50450606)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• キーワード: 発達障害 / 就労移行支援 / キャリア支援 / キャリア教育 / 就業能力 / アセスメン / 知能検査 / WAIS

研究概要

学校教育では教えず、問われず、保護されていることが、就労では必須の能力となることがある(就業能力)。例えば、エラー検出、作業効率、作業持続、マルチタスク、プランニング、対人コミュニケーションなどであり、発達障害児・者はそれらの能力に困難を示すことが報告されている。そこで本研究事業では、学校教育と就労において共通して利用されるウェクスラー成人用知能検査(WAIS-III)の検査結果に基づき、このような就業能力を分析・評価するための解釈フォーマット(分析シート)を開発した。

研究成果

• [雑誌論文] Improving performance of children with ADHD through self-generating motivation during working memory : Reciprocal influences between executive and motivational aspects (2012)
  • 著者名/発表者名: Fujita, H. & Maekawa, H
  • 雑誌名: Japanese Journal of Special Education 巻: vol.49
  • 査読あり
• [学会発表] 発達障害学生のキャリア支援におけるWAIS-IIIの活用 (2012)
  • 著者名/発表者名: 藤田英樹, 藤田和弘, 竹田一則
  • 学会等名: 発達障害学生のキャリア支援におけるWAIS-IIIの活用
  • 発表場所: 山形テルサ(山形市)
  • 年月日: 2012-03-25
• [学会発表] AD/HD児の注意転導性-妨害効果と促進効果の二重性- (2012)
  • 著者名/発表者名: 藤田英樹
  • 学会等名: 障害科学学会(招待講演)
  • 発表場所: 筑波大学(つくば市)
  • 年月日: 2012-03-03
• [学会発表] 注意欠陥/多動性障害の認知的中核メカニズム-実行的制御を働かせるために必要となる努力を要する動機づけの自己調節困難- (2011)
  • 著者名/発表者名: 藤田英樹, 前川久男, 藤田和弘, 竹田一則
  • 学会等名: 日本特殊教育学会第49回大会
  • 発表場所: 弘前大学(弘前市)
  • 年月日: 2011-09-23
• [学会発表] 注意欠陥/多動性障害の基礎研究に基づく実践的示唆-障害の認知的中核メカニズムに基づく理解と支援- (2011)
  • 著者名/発表者名: 藤田英樹, 前川久男, 藤田和弘
  • 学会等名: 日本LD学会第20回大会
  • 発表場所: 跡見女子大学(東京)
  • 年月日: 2011-09-19
• [学会発表] 心理学基礎研究に基づく発達障害支援の可能性と課題-より高度な支援実践のための基礎研究の積極的活用に向けて- (2011)
  • 著者名/発表者名: 藤田英樹, 前川久男, 藤田和弘
  • 学会等名: 日本福祉心理学会第9回大会
  • 発表場所: 聖カタリナ大学(松山市)
  • 年月日: 2011-07-10
• [学会発表] 認知負荷のストレスによる衝動的反応を示した注意欠陥/多動性障害児の1例-気質 (2010)
  • 著者名/発表者名: 藤田英樹, 前川久男
  • 学会等名: パーソナリティなどの個人差要因の影響について-、日本特殊教育学会第48回大会
  • 発表場所: 長崎大学(長崎市)
  • 年月日: 2010-09-20