• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

精神病への認知行動療法フィデリティ測定法の開発と研修プログラムの効果検討

研究課題

研究課題/領域番号 22730534
研究機関東京大学

研究代表者

山崎 修道  東京大学, 医学部附属病院, 教務補佐員 (10447401)

キーワード認知行動療法 / 統合失調症 / フィデリティ / 研修プログラム
研究概要

本研究の目的は,1)精神病への認知行動療法の客観的なフィデリティ(忠実性)測定法の開発.2)フィデリティ測定法を利用してた日本における認知行動療法フィデリティの実態調査,3)認知行動療法研修プログラムの効果評価を行い,認知行動療法において「何が」「どのように」精神病の回復に寄与しているのかを明らかにすることである
本研究では,日本語版CTS-Psyを開発し,以下の3点を明らかにする.
1)精神科臨床に携わる医師・臨床心理士・コメディカルスタッフに対して,日本版CTS-Psyを施行し,現状での日本の精神科臨床におけるCBTpフィデリティを測定する.現状の日本の精神科臨床へCBTpを導入するために,セラピストが強化すべき点を明らかにする.
2)1)の結果に基づいてCBTp研修プログラムを作成し,研修ワークショップを実施したうえで研修プログラムの効果を評価する.
3)CBTpフィデリティの改善が,実際に精神病を持つ患者の治療アウトカムの改善につながっていることを明らかにする.
本年度は,研究計画の遂行に向けて,以下を実施した.
・我が国のエキスパートによる精神病への認知行動療法ワークショップを実施した.
・日本国内における精神病への認知行動療法エキスパートによるネットワーク(CBTpネットワーク)に参加し,情報収集を行った.
・精神病への認知行動療法フィデリティ尺度(CTS-PSY)を翻訳し,国内学会におけるワークショップにて発表した.
・海外のエキスパートと精神病への認知行動療法フィデリティ尺度の施行方法についてディスカッションを行い,情報収集した.
今後は日本語に翻訳した精神病への認知行動療法フィデリティ尺度を実施し,実態調査と研修プログラムの効果評価を順次行い,学会発表・論文投稿を行う予定である.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 精神病(psychosis)への認知行動療法~精神病早期介入における心理社会的介入の実際:初回精神病エピソードのケースマネジメント、CBT、家族支援を中心に2010

    • 著者名/発表者名
      山崎修道
    • 学会等名
      第14回日本精神保健・予防学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2010-12-12
  • [学会発表] 結論への飛躍(JTC)へのアプローチと評価~統合失調症の社会認知機能障害へのアプローチ2010

    • 著者名/発表者名
      山崎修道
    • 学会等名
      第10回日本認知療法学会
    • 発表場所
      名古屋
    • 年月日
      2010-09-24
  • [図書] 認知行動療法を学ぶ2011

    • 著者名/発表者名
      山崎修道(下山晴彦編)
    • 総ページ数
      321-336
    • 出版者
      金剛出版

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi