研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は,怒りの維持過程の解明,および,その維持過程を踏まえた構造化筆記開示法の効果の検証である。横断調査および縦断調査により,"思考の未統合感"が,反復思考および回避行動を促し,怒りの維持をもたらすという過程を示した。 この怒りの維持過程に基づいて,構造化筆記開示法が開発された。そして,2 週間にわたる 5 セッションの実験を通して,その構造化筆記開示法が,思考の未統合感を減少させ,維持された怒りの低減を促すのに有効な手法であることを明らかにした。
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筑波大学心理学域
巻: 45 ページ: 33-38
心理学研究
巻: 82 ページ: 505-513