北海道の高校統廃合をめぐる状況について「新たな高校教育に対する指針」導入後の状況に焦点を当て、1. 北海道財政と少子化の状況把握、2. 高校統廃合の基準とその進行状況の把握、3. 地域キャンパス校制度の検討、4. 特色のある高校の事例、の4点に関して資料調査と訪問調査から検討した。指針の発表後、多くの高校の統廃合が進み、地域自治体や高校は生徒数の確保などの対応を迫られた。一方で統廃合の議論は地域と高校の関係を再考する契機となり"community-based high school"と呼ぶべき高校の在り方も模索されている。
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