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2010 年度 実績報告書

多文化社会カナダの統合原理とマイノリティ言語・文化教育に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22730614
研究機関滋賀大学

研究代表者

児玉 奈々  滋賀大学, 国際センター, 准教授 (10389603)

キーワード教育学 / 多文化教育 / 社会統合理論
研究概要

カナダのマイノリティ言語・文化教育に関する教育学関係の先行研究、移民による人口変動と社会構造の変容の関係性を論じた社会学分野の先行研究を収集し、それらを整理・分析して、本研究の考察視点の焦点化を進め、本研究方法の精緻化を図った。また、多文化主義など現代社会の社会統合理論などカナダの政治哲学研究の動向把握もすすめた。
現地訪問調査を実施した。まず、カナダの首都オタワを訪問し、政府機関などでカナダ連邦市民権・移民省発行の移民統計、カナダの人口動態のデータを収集し、近年のカナダの人口変容の特質の把握をすすめた。続いて、カナダの代表的な移民受け入れ都市であり、現在、国際言語プログラムとしてカナダ最大のマイノリティ言語教育を正規の授業時間の範囲外で展開している東部のトロント、そして、長くマイノリティ言語のバイリンガル教育を正規の課程の中で採用してきた中部のウィニペグを訪問し、情報収集・調査を行った。各地の教育行政機関を訪問し、マイノリティ言語・文化に関連する教育政策・実態の歴史と現況について史資料収集と聞き取り調査を行った。また、マイノリティ言語・文化に関わる教育プログラムを導入している学校を訪問して、教員など学校関係者からの聞き取り、資料収集・読解、授業や学校活動の参観によって、特定のマイノリティの言語・文化を扱う教育がどのように位置づけられているか、人口変動など社会状況の影響を受けているかについて考察を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] カナダにおける移民の子どもの教育課題と社会統合-調査・研究から見る現況・傾向-2010

    • 著者名/発表者名
      児玉奈々
    • 雑誌名

      カナダ教育研究

      巻: No.8 ページ: 43-48

    • 査読あり
  • [学会発表] 移民的背景をもつ子どもの教育課題と政策的対応-カナダにおける研究・政策議論から見る現況・傾向-2010

    • 著者名/発表者名
      児玉奈々
    • 学会等名
      日本比較教育学会第46回大会
    • 発表場所
      神戸大学六甲台キャンパス
    • 年月日
      2010-06-27

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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