研究課題
若手研究(B)
本研究は、戦後の『少女の友』『女学生の友』の小説と読者通信欄を分析し、両雑誌に異性愛文化が導入される際の論理とそれがもたらした影響を明らかにするものである。分析によると、両雑誌は1955年以降異性愛文化を導入することがわかった。そして『少女の友』ではエス(少女同士の親密な関係)から異性愛へ、センチメンタルから明朗へ、少女小説から少女マンガへ価値が転換し、前者が否定され後者が肯定されることが明らかになった。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (5件)
ユリイカ, 青土社
巻: 第45巻16号 ページ: 178-186
大阪国際児童文学館紀要,大阪国際児童文学館
巻: 第24号 ページ: 1-14