自然音の録音を宮城県の3つのゾーンで実施した。一つ目のゾーンは仙台市郊外の田んぼであった。二つ目のゾーンは山間部であり、三つ目は仙台市の市街地である。収集したデータは階層構造データベースに保存した。合計9時間分のデータが保存された。また、同時に、いくつかの地域で動物の音声を録音した(合計300時間以上)。これらの音声には次のものが含まれる。コウモリ(東松島市、仙台市、蔵王町、長野県乗鞍岳)、鳥類(東松島市、仙台市、蔵王町)、カエル(仙台市、蔵王町)。種名がわかる動物の音声の録音を用いて、宮城県で収録された他の音声の種の判別を行なった。同時に、宮城教育大学(仙台市)の周辺2カ所で自動撮影装置を設置し、野生動物の撮影を行なった。これらのデータはすべて、上述のデータベースに収録した。現在、教育教材に活用するのに適した録音を選別している。ホームページ「しぜんのおと(Natural Sound Web Site)を構築中で、今年度の後半に向けて公開の準備をしている。
|