4年間の研究では,社会科の授業における法的視点を取り入れた人権教育のカリキュラム開発に取り組んできた。特に,女性,子ども,障がいのある人,外国人,ハンセン病,インターネットによる人権侵害をテーマに,判決書を教材として活用する授業づくりについて実践研究を積み重ねた。これらの研究の成果は,「社会的課題と学校を結ぶ社会科・公民科指導法の開発研究-教職科目としての内容・方法の改善の視点に焦点をあてて-」(『日本教育大学協会研究年報』2013.3)と題する論文や『A Casebook for Social Studies Teachers 社会科教師のための判例資料集』にまとめた。
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