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2010 年度 実績報告書

多元的な見方・考え方を育成する小・中・高一貫歴史カリキュラムの開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 22730693
研究機関岡山大学

研究代表者

山田 秀和  岡山大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (50400122)

キーワード教育学 / 社会科教育 / 歴史教育 / 小・中・高一貫 / カリキュラム / アメリカ / 多元的な見方・考え方
研究概要

1.資料収集
アメリカ各州の社会科スタンダードや歴史教科書,教材,理論書,そして「多元的な見方・考え方」に関連する文献を調査・収集した。2010年に全米社会科協議会(NCSS)が改訂版の社会科スタンダードを出版したことに代表されるように,アメリカ合衆国では,現在,社会科カリキュラムの新たな整備が進められている。動向を継続的に調査し把握することが重要であると考えられる。
2.多元的な見方・考え方を育成する授業構成論の考察
本格的なカリキュラム研究の下準備として,以下の考察を行った。
(1)探求学習(科学的探求)の授業構成をあらためて問い直し,「多元的な見方・考え方」の観点から考察を加えた。細分化された多様な視点から科学的知識を探求させる授業構成論を軸にして,社会的なものの見方・考え方の多元化を促す方法を検討し,以前の分析を掘り下げた。
(2)小学校,中学校,高等学校の教員とともに,「鎖国」を事例とした各学校段階の授業モデルを構築・吟味した(「鎖国」の授業モデルの開発は,前年度より継続して行っている)。小・中・高の各段階の授業のあり方を具体化するとともに,今年度は,「多元的な見方・考え方」の観点からも考察を試みた。また,本研究課題の進展に伴う授業モデルの発展可能性についても検討した。
本年度の下準備を踏まえ,次年度以降は,多元的な見方・考え方の育成論を体系化するとともに,アメリカ合衆国の社会科カリキュラムの分析を行う予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 歴史教育の小・中・高一貫性を問う-授業構成における段階性-2011

    • 著者名/発表者名
      山田秀和
    • 雑誌名

      全歴研研究紀要

      巻: 47 ページ: 51-54

  • [学会発表] 歴史教育の原理的転回-小・中・高一貫の観点から-2010

    • 著者名/発表者名
      山田秀和
    • 学会等名
      全国歴史教育研究協議会
    • 発表場所
      アークホテル岡山(シンポジウム)
    • 年月日
      2010-07-29

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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