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2013 年度 実績報告書

口唇裂口蓋裂児の心理社会的発達についての縦断的研究-養育者との関係性を中心に-

研究課題

研究課題/領域番号 22730722
研究機関共愛学園前橋国際大学

研究代表者

松本 学  共愛学園前橋国際大学, 国際社会学部, 准教授 (20507959)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2014-03-31
キーワード疾患・病気療養 / 親子関係 / 心理的支援 / 縦断的研究 / 口唇裂口蓋裂
研究概要

昨年度と同様に、治療のために来院したCL/CP児とその母親と家族に対して病院外来・キッズルームにて調査を行った。口唇裂初回手術前後(Time1 生後3ヶ月頃、Time2 生後6ヶ月頃)、口蓋裂初回手術前後(Time3 生後12ヶ月頃、Time4 生後18ヶ月頃)で予定する1歳半まで調査を実施できた事例は49例(口唇口蓋裂児母子22組、口唇裂児母子13組、口蓋裂児母子12組)であった。承諾が得られなかったり、多忙等の理由で、途中脱落した辞退事例は40例であった。辞退事例の多さは、長期縦断研究においては往々にして生じるものの、方法の再検討を行って今後の調査を行う際には辞退率の減少を試みたい。
得られた結果からは、生後1年以内の母親の心理的ストレスが見られることが明らかになっている。そのため、今後この時期の丁寧な心理学的支援を構築することが課題となるだろう。また、研究の中で、出生前診断を受けることによって児の出産前に我が子の口唇裂口蓋裂であることが判明するケースが複数見られた。このため、今後は出生前診断が母親・家族に与える心理学的影響、さらにはそれが出産後の母子関係に与える影響についても検討を行う必要があるように思われた。
実践上の成果としては、一連の研究の結果として、東北大学病院唇裂口蓋裂センター内で形成外科・歯科・看護等の各専門領域との連携が図られることとなり、新年度には形成外科内に唇裂心理外来が設置され、診療の一環として出産後まもなくから口唇裂口蓋裂乳児とその母親・家族に対する心理的支援を実施する方向ができあがりつつある。

現在までの達成度 (区分)
理由

25年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

25年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Psychological conditions of mothers of infant with cleft lip and/or palate during first 6months from birth

    • 著者名/発表者名
      Manabu Matsumoto, Tetsu Nakajo, Shoko Kochi, Tomoaki Adachi, Toshihiko Endo
    • 学会等名
      16th European Conference on Developmental Psychology
    • 発表場所
      University of Lausannne
  • [学会発表] 口唇裂・口蓋裂乳児の母親支援

    • 著者名/発表者名
      松本学
    • 学会等名
      臨床発達心理士会群馬支部研修会
    • 発表場所
      高崎健康福祉大学

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公開日: 2015-05-28  

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