本研究では口唇裂口蓋裂(Cleft Lip and /or Palatte,以下【CL/CP】)児や家族に対する早期支援開発の基礎的知見を得るため,生後まもなくから生後1歳半までのCL/CP児とその母親についての特性や両者の関係性と疾患・治療との影響関係についての縦断的調査を行った。母親に対する抑うつ得点(BDI-2による)の結果からは生後3ヶ月時点よりも生後6ヶ月時点の方が母親の心理的状態は改善していることが見て取れた。支援においては、とりわけ出産後から半年にかけて、複数診療科連携の下での医療・心理両面での支援がなされることが必要であると提言された。
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