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2012 年度 実績報告書

球面のホモトピー群の周期的元に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22740045
研究機関東京都市大学

研究代表者

中井 洋史  東京都市大学, 知識工学部, 准教授 (80343739)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード球面の安定ホモトピー群 / Adams-Novikovスペクトル系列 / 有限CWスペクトラム
研究概要

本年度は3年間にわたる研究のまとめにあたる年であり、Chromatic的手法とラムダ代数を用いながらAdams型スペクトル系列に関する研究を遂行した。
Chromatic的な手法に関連する研究としては、RavenelスペクトラムT(m)のAdams-Novikov E2項に関するいくつかの計算をおこなった。また、L2局所化した球面スペクトラムのGHMR分解列に関連するファイバー列の存在予想がBehrens-Ormsbyにより2012年11月に提出されたことを受けて、彼らの計算と下村克己(高知大学)によるChromatic E1項の計算の関連について2012年12月の高知ホモトピー論談話会で講演した。
ラムダ代数を用いた研究に関連する研究としては、加藤諒氏(名古屋大学)と共同で射影空間の安定ホモトピー群に収束するAdamsスペクトル系列のE2項を計算するためのラムダ代数を考察し、Cohen-Lin-Mahowald等による方法を改良して、Bockstein型のスペクトル系列とラムダ代数のフィルトレーションを併用した計算をおこなった。本テーマについては現在も研究を遂行中である。
また、スタンフォード大学で2012年7月に開催された国際シンポジウム「Algebraic Topology: Applications and New Directions」に参加し、内外の研究者とTMFやhigher real K-theoryなどの一般コホモロジー論に関する最近の結果について学術交流をおこなった。さらに、2012年11月には数論の研究者と共同で東京大学において研究集会SGAD2012を主催し、Landweber完全関手定理と楕円コホモロジー、topological modular formなどに関する講演をおこなった。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 2件)

  • [雑誌論文] ラムダ代数を用いたAdams E2項の元の表示2013

    • 著者名/発表者名
      中井洋史
    • 雑誌名

      東京都市大学共通教育センター紀要

      巻: 6 ページ: 81-93

  • [学会発表] Exact functor theorems and Elliptic cohomologies

    • 著者名/発表者名
      中井洋史
    • 学会等名
      SGAD2012
    • 発表場所
      東京大学
    • 招待講演
  • [学会発表] Behrens’ Q(N) spectra and Shimomura’s β-elements

    • 著者名/発表者名
      中井洋史
    • 学会等名
      高知ホモトピー論談話会
    • 発表場所
      高知大学
    • 招待講演

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公開日: 2014-07-24  

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