• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実績報告書

正則図形を用いた結び目や絡み目の研究

研究課題

研究課題/領域番号 22740050
研究機関大阪工業大学

研究代表者

塚本 達也  大阪工業大学, 工学部, 准教授 (10350480)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード結び目 / 絡み目 / リボン結び目 / リボン絡み目
研究概要

本研究の目的は正則図形を用いて結び目や絡み目を研究することである。特に、正則図形として与えられた結び目や絡み目の型が自明か否かを判定することである。本年度は本学の渋谷哲夫氏と岸本健吾氏に協力していただき,これまでの2年間で導入・研究し発表した単純リボン操作の拡張である単純リボン融合を導入・研究した.
特に単純リボン融合と種数の関係について研究した.ここで鍵となるのはゴールドバーグによって導入された絡み目の分離数と(一般的な種数を精密化した)ν次種数である.主定理として単純リボン融合は絡み目の分離数を上げず,ν次種数は下げないことを示した.さらに等号成立(すなわち分離数が等しく,最大ν次種数が等しい)のための必要十分条件を自然な形で与えることができた(一般的な種数ではこのように自然な形で与えることができない).その結果自明な結び目や絡み目から単純リボン融合で得られた結び目や絡み目がいつ自明か否かが判定できるようになった.また単純リボン操作から単純リボン融合に拡張したことで,木下-寺坂結び目が非自明であることの簡単な証明を与えることができた.
またリボン結び目やリボン絡み目から単純リボン融合で得られた結び目や絡み目もリボンになる.ここで全てのリボン結び目が自明な結び目から単純リボン融合で得られるかというのは自然な問題であるが,その反例となる結び目を無限個与えることができた.
これらの結果は現在論文にまとめており,完成し次第専門誌に投稿する.

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Simple ribbon moves for links2013

    • 著者名/発表者名
      塚本達也
    • 雑誌名

      Osaka Journal of Mathematics

      巻: --- ページ: ---

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Simple ribbon moves and primeness of knots2013

    • 著者名/発表者名
      塚本達也
    • 雑誌名

      Tokyo Journal of Mathematics

      巻: --- ページ: ---

    • 査読あり
  • [学会発表] h-complexity of links

    • 著者名/発表者名
      塚本達也
    • 学会等名
      2012 琉球結び目セミナー
    • 発表場所
      てんぶす那覇(沖縄県)

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi