次世代大望遠鏡用可視~近赤外線高分散分光器の主分散素子となるZnS製小型イマージョングレーティングの開発を行った。超精密加工機を用いたフライカット法による加工検討を進めた結果、溝加工においては相対回折格子で72.8%@1umを達成することができた。また、反射コーティングにおいても、Cuコーティングを用いた新しいアイデアの膜の試作を行い、目的の波長域(0.8-1.5um)において目標値である90%以上の反射率が達成できる反射コートを実現できた。以上により、ZnSイマージョングレーティングの実現に向けての道筋を立てることができた。
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