研究課題
若手研究(B)
赤外線天文衛星「あかり」による中間赤外線全天サーベイのカタログから活動銀河核の探査を行った。特に中間赤外線を用いて遂行する本探査は、その天体が塵に覆われていても検出できる探査であり、そのために従来の探査では見落とされている活動銀河核を発見できるものである。この探査と地上望遠鏡による追観測、日本のX線赤外線天文衛星「すざく」による追観測から、非常に深く塵に覆われた活動銀河核を3天体見つけることに成功した。これらの天体は従来の探査では見落とされていた天体である。またこのような活動銀河核が存在する銀河が、従来の活動銀河核が存在する銀河の中でも非常に軽い母銀河であることがわかった。これらの結果は、まだ統計的に不十分であるが、今後の塵に覆われた活動銀河核サーベイにおいて重要な指針を与える可能性のあるものと考えている。
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