天体エネルギー近傍での炭素・ヘリウム融合反応12C+4He→16O+γの反応速度および天体 S 因子の測定を九州大学タンデム加速器施設において行った。加速器で作られた炭素ビームとヘリウムガス標的を用い、核融合反応で生成した酸素の数を検出器で測定した。精度のよいデータを取得するために、窓なし気体標的・電離箱型検出器などを含むいくつかの装置開発を行った。その後、反応エネルギー2.4, 1.5MeV での反応率測定に成功し、反応速度のデータを得る事が出来た。また、これまでの測定より難しくなると予想される、反応エネルギーが 1.2 MeV 以下での測定も実現可能である事が確かめられた
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