研究課題
若手研究(B)
本研究では、局在光電場を生じるナノ構造中の単一カーボンナノチューブの電子状態を解明し、その制御を目指した。同時に、ナノ光ファイバー上に成長させたカーボンナノチューブの基底励起子遷移による共鳴レイリー散乱を観測することに成功した。ナノ光ファイバー上に成長したカーボンナノチューブの共鳴レイリー散乱は、従来の発光測定で観測されてきた励起子遷移の線幅(~10meV)よりシャープな(~1meV)スペクトルとなることがわかった。PFO分散カーボンナノチューブの発光量子効率の低下要因が超音波分散によるナノチューブの切断にあることも明らかにした。また、光電場に対して大きな応答が期待されるキャリアドープカーボンナノチューブの基礎的な光学特性を明らかにした。
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