グラフェン(Graphene)における欠陥(Dislocation)によるDiracFermionの量子干渉効果(QuantuminterferenceEffects)の数理構造(MathematicalStructure)などの基礎研究のうち、すでに国際研究会で発表してきた内容を発展させた。超伝導体に発現するMajoranaFermion(Emergence of MajoranaFermion in SuperConductor)に関しては、既に発現を提案/発表しているいくつかの物質に関してより定量的な実験の提案を考察した。固体中に発現するDiracFermionに関してはグラフェン(Graphene)における欠陥による量子干渉効果(QuantumInterferenceEffects due to Dislocations)の基礎研究のうち、[1]電気伝導度などの輸送現象における欠陥による量子効果(新しい低次元量子臨界現象の発現)[2]欠陥のまわりの状態密度(走査トンネル顕微鏡ScanningTunnelingMicroscopy実験への予言)に関して、すでに国際研究会で発表してきた内容をさらに発展させたので現在発表準備中である。また超伝導体に発現するMajoranaFermionに関しては、既に発現を提案/発表しているいくつかの物質に関してより定量的な実験の提案を考察したのちに同様な研究をおこなった。本研究では低次元性に起因する非摂動論的効果が随所に現れることが予想され、それが興味深い量子効果につながる反面、解析的アプローチを一般には困難にさせる。このような予想される困難に対してハードのみならずソフトの面からも計算機環境完成を試みた。新しい型の準粒子を理論的な観点から予言し制御すること(量子デザイン)および関連するデバイスデザインなど工学的応用もいくつか予備的な考察・数値実験を開始しはじめた。関連して実験グループとラマン分光およびデバイス関連の論文を発表した。
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