レーザー駆動陽子線の新エミッタンス計測手法の開発

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22740268
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 原子・分子・量子エレクトロニクス
• 研究機関: 独立行政法人日本原子力研究開発機構
• 研究代表者: 西内 満美子 (高井 満美子) 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 量子ビーム応用研究部門, 研究副主幹 (70391315)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• キーワード: ビーム物理 / レーザー駆動陽子線加速器

研究概要

レーザー駆動陽子線のエミッタンス計測のための新しい手法の開発を行った。エミッタンス計測に必要な永久四重極磁石の磁場計測を行い3D軌道計算に反映させてより詳細な計算ができる環境が設備された。計測に必要な高エネルギーのレーザー駆動陽子線の安定発生がレーザーシステムの改良により達成され、40MeVまでの陽子線が繰り返し供給可能なテープターゲットで発生され、エミッタンス計測を行うに十分な環境が整備された。

研究成果

• [雑誌論文] Quasi-monochromatic pencil beam of laser-driven protons generated using a conical cavity target holder
  • 著者名/発表者名: M. Nishiuchi, A. S. Pirozhkov, H. Sakaki, K. Ogura, T. Zh. Esirkepov, et al.、M. Nishiuchi, A. S. Pirozhkov, H. Sakaki, K. Ogura, T. Zh. Esirkepov, T. Tanimoto, M. Kanasaki, A. Yogo, T. Hori, A. Sagisaka, Y. Fukuda, Y. Matsumoto, S. Entani, S. Sakai, C. M.Brenner, D. Neely, T. Yamauchi, S. V. Bulanov, and K. Kondo
  • 雑誌名: Physics of Plasmas 巻: Vol 19 ページ: 030706-1-030706-4
  • DOI: DOI:10.1063/1.3697843
  • 査読あり
• [学会発表] コニカルターゲットホルダを用いたレーザー駆動準単色ペンシル陽子ビーム生成 (2012)
  • 著者名/発表者名: 西内満美子等
  • 学会等名: 日本物理学会春の年会
  • 発表場所: 兵庫県(関西学院大学)
  • 年月日: 2012-03-27
• [学会発表] Laser driven ion acceleration from thin-foil target (2011)
  • 著者名/発表者名: Mamiko Nishiuchi, et al
  • 学会等名: PLASMA 2011 International session
  • 発表場所: Kanazawa/Ishikawa
  • 年月日: 20111121-25
• [学会発表] 原子力機構における高コントラストTi : Sapレーザーによる高エネルギーイオン発生実験の現状 (2011)
  • 著者名/発表者名: 西内満美子等
  • 学会等名: 日本物理学会春の年会
  • 発表場所: 新潟大学
  • 年月日: 2011-03-28
• [学会発表] Applications of the Ultra Intense Laser System : Laser Driven Proton Accelerator for the Medical Applications (2010)
  • 著者名/発表者名: Mamiko Nishiuchi, et al
  • 学会等名: International Committee on Ultra Intense Lasers Conference
  • 発表場所: Watkins Glen, New York
  • 年月日: 20100926-1001