研究課題
若手研究(B)
生体膜の主成分であるリン脂質は平面状の脂質二重膜を自発的に形成する。本研究では細胞分裂に関連する特殊な形状を持つリン脂質であるフォスファチジルエタノールアミンが膜融合状態を作るメカニズムを探るために、これと反対の形状を持つ短鎖リン脂質と混合し、相殺効果によって膜融合状態の形成が抑制されることを明らかにした。また、短鎖リン脂質が膜の形態変化に及ぼす影響を調べ、相分離が重要な役割を果たすことを示した。
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Langmuir
巻: 28 ページ: 17381-17388
DOI:10.1021/la3026842