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2012 年度 実績報告書

全球雲解像気候計算実現に向けた数値計算法の高度化

研究課題

研究課題/領域番号 22740310
研究機関東京大学

研究代表者

三浦 裕亮  東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (70415991)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード気象学 / 大気モデリング
研究概要

ZM-gridを採用した正20面体格子上のモデルについて更なる高精度化を進めた。2次関数を利用して格子内の変数分布を再構築する3次精度・4次精度の新移流スキームに関する論文が受理・掲載された。ZM-grid特有の計算モードの問題について、計算モードが合計で12個あることを突き止め、その対策を考案した。また、6角形の計算ノードに変数を定義する際に、1次関数ではなく2次関数を利用する方法も考案した。これらの新手法については年度内に論文化するには至らなかったが、将来的なモデルの高精度化に繋がると期待できる。また、モデルを3次元化するべく、鉛直座標に関するテストも行った。気象モデルで広く用いられている地形に沿った座標系とデカルト座標系に山岳を埋め込む手法の1つであるパーシャルセル法について、新しくモデルを作成した上で標準的なテストケースにより比較し、パーシャルセル法に大きな問題がないことを確かめた。正20面体格子へのパーシャルセル法の実装に取りかかったが、完成には至らなかった。

現在までの達成度 (区分)
理由

25年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

25年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2013 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 2件)

  • [雑誌論文] An upwind-biased conservative transport scheme for multi-stage temporal integrations on spherical icosahedral grids2013

    • 著者名/発表者名
      Miura, H
    • 雑誌名

      Monthly Weather Review

      巻: 141 ページ: 4049-4068

    • DOI

      10.1175/MWR-D-13-00083.1

    • 査読あり
  • [雑誌論文] An upwind-biased transport scheme using a quadratic reconstruction on spherical icosahedral grids2013

    • 著者名/発表者名
      Miura, H., and W. C. Skamarock
    • 雑誌名

      Monthly Weather Review

      巻: 141 ページ: 832-847

    • DOI

      10.1175/MWR-D-11-00355.1

    • 査読あり
  • [学会発表] Extended Madden-Julian Oscillation simulations by NICAM for CINDY/DYNAMO period

    • 著者名/発表者名
      Miura, H.
    • 学会等名
      Workshop on Tropical Dynamics and the MJO
    • 発表場所
      University of Hawaii, Hawaii, USA
    • 招待講演
  • [学会発表] 全球雲解像気候計算に向けて

    • 著者名/発表者名
      三浦裕亮
    • 学会等名
      日本気象学会春季大会
    • 発表場所
      代々木オリンピックセンター、東京都
    • 招待講演

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公開日: 2015-05-28  

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