研究課題
若手研究(B)
世界の地上日射は、1950~1980年代まで減光傾向、その後、増光傾向にある。本研究では、世界の広帯域日射の長期観測から、エアロゾルの量と光吸収性を表す光学特性を推定し、地上日射への影響を調べた。1976~2008年の日本では、1980年代に光吸収性の強いエアロゾルが多くなっていた。エアロゾル量の増加と光吸収性の強化は、ともに地上日射の減光を促す。このため、日本の地上日射の減光・増光が起きていた。1995~2010年の世界28地点では、エアロゾル量は増加していたが、光吸収性は弱化していた。このため、エアロゾルの地上日射への影響は小さかった。
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