2012 年度研究成果報告書

岩石の風化における化学的過程と物理的過程の相互作用

研究課題

研究課題/領域番号	22740345
研究種目	若手研究(B)
配分区分	補助金
研究分野	岩石・鉱物・鉱床学
研究機関	大阪大学
研究代表者	横山正大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教 (60403101)
研究期間 (年度)	2010 – 2012
キーワード	物理風化 / 化学風化 / 砂岩
研究概要	水中で岩石に球を繰り返し衝突させる実験を行い,化学風化(溶解)と物理風化(粒子の分離)の進み方を調べた. 硬さ (Leeb 硬さ) が異なる3つの砂岩について測定された重量減少速度(物理風化速度+化学風化速度)は,硬さが大きくなるにつれて減少した.岩石の溶解により水中に溶出した元素の濃度から算出した化学風化量と比べて,物理風化量は約 4-371 倍多く,硬さが小さな岩石ほど相対的に物理風化の寄与が大きかった.