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2012 年度 実績報告書

XAFSによる化学形態解析に基づく海洋堆積物へのモリブデン濃集メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 22740354
研究機関静岡県立大学

研究代表者

光延 聖  静岡県立大学, 環境科学研究所, 助教 (70537951)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードスペシエーション
研究概要

濃集メカニズムを考察するために、モリブデンが高濃度に濃集した湖底堆積物を海洋模擬環境である浜名湖(浜松市)にて採取した。堆積物試料を酸分解して、主要元素、微量元素をICP発光分析にて測定した。その結果、湖底堆積物には最大で約80mg/kg程度のモリブデンが含まれていることがわかった。次に、大型放射光施設SPring-8において、堆積物中のモリブデン化学種を分析した。分析手法のXAFS法は元素選択性が高く、高感度であるため、堆積物中に微量に存在するモリブデンの化学種に関する情報を得ることができる。モリブデンは環境中でMo(IV)とMo(VI)の2つの価数を取ることが知られているが、XANES法によってモリブデンの酸化数を調べた結果、堆積物中で主にMo(IV)として存在していることがわかった。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Bacteriogenic Fe(III) (oxyhydr)oxides characterized by synchrotron microprobe coupled with spatially-resolved phylogenetic analysis.2012

    • 著者名/発表者名
      Mitsunobu S
    • 雑誌名

      Environ. Sci. Technol.

      巻: 46 ページ: 3304-3311

    • DOI

      10.1021/es203860m

    • 査読あり
  • [学会発表] :マイクロXAFS法とFISH法を組み合わせた新しいバイオミネラリゼーション観察手法の開発2012

    • 著者名/発表者名
      光延聖
    • 学会等名
      日本地球惑星科学連合2012年会
    • 発表場所
      千葉幕張メッセ
    • 年月日
      20120520-20120525

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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