研究課題
これまで測定が困難であった硫黄33を測定対象とした核磁気共鳴法を開発した。量子化学計算の結果から、硫黄化合物(有機・無機物)の33SNMRスペクトルの線幅は、数MHz程度に広がることが判明した(無機化合物の場合は中央遷移だけではなくサテライト遷移も含めた線幅として扱ってる)。そのため、通常のFTNMR用の固体NMRプローブではパルス照射に対する周波数レンジが不足するため、NMR信号の検出が困難である。そこで、本研究では、Q値をなるべく落とさずに広範囲に渡りチューニングおよびマッチング作業が不要な広幅用固体NMR装置を開発し、種々の硫黄化合物のNMR測定を行った。リンギング等のノイズが通常のNMR測定に比べると大きくなったが、概ね、測定は可能であることを実証した。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 4件)
Chem. Lett
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