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2010 年度 実績報告書

DNA増幅と金ナノ粒子を利用した目視超高感度免疫分析法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22750076
研究機関日本女子大学

研究代表者

佐藤 香枝  日本女子大学, 理学部, 准教授 (40373310)

キーワードDNA / 金ナノ粒子 / RCA / 免疫分析
研究概要

[研究項目1]DNA伸長・増幅産物の金ナノ粒子による検出法の開発
申請者らは固相表面でのDNAの伸長・増幅法を確立しているが、今までは蛍光プローブDNAを用いて検出をしていた。そのプローブをDNA修飾金ナノ粒子に変更した。配列によりハイブリダイズの起こりやすさが異なっていることが予想された。そこで、配列をいくつか検討したところ、DNA修飾金ナノ粒子への結合が早い配列を見つけることができた。
[研究項目2]PLAの金ナノ粒子による検出法の開発
2-1DNA修飾抗体の作製:PLAに使用するDNA修飾抗体を作成した。抗体とDNAの結合は、抗体のアミノ基とチオール化DNAを結合することで達成した。ゲル電気泳動で抗体にDNAが修飾されていることが確認できた。
[研究項目3]全行程の固相化
固相化法としての確立を目指し、抗体の固定化法と非特異吸着を防止する方法について検討した。アビジンは非特異吸着が容易に起こることが示された。市販のブロッキング剤を使用することで、非特異吸着は減少した。
RCAに適する基板の検討として、ガラス表面にDNAを結合した場合、ポリスチレンビーズに結合した場合、アガロースビーズに結合させた場合の3条件について、RCAを行い、生成物を蛍光プローブで標識し数を比較したところ、アガロースを用いた場合に最もRCA産物が生成した。基板の性質がDNAのハイブリダイズや酵素の結合を阻害することが予想された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Single DNA Molecule Detection by on-Bead Rolling Circle Amplification Using Microchip for Efficient Detection2010

    • 著者名/発表者名
      K.Sato, Y.Kitamura, N.Sasaki, K.Sato, K.Mawatari, M.Nilsson, T.Kitamori
    • 学会等名
      microTAS 2010
    • 発表場所
      オランダ、フローニンゲン
    • 年月日
      20101003-20101007
  • [学会発表] マイクロビーズを用いたpadlock/RCA法による単一DNA分子カウンティング2010

    • 著者名/発表者名
      佐藤香枝・北村友理・佐々木直樹・Nilsson Mats
    • 学会等名
      日本分析化学会第59年会
    • 発表場所
      東北大学
    • 年月日
      20100915-17

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公開日: 2013-06-26  

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